4月に入り、気温もすっかり暖かくなってきましたね。
販促物制作の業界といえば、春から初夏のイベント用に制作のご依頼が増えてくる時期です。
レレカでは有り難いことに、大変多くの企業様から展示会用の販促バッグを作りたいというご依頼を頂いております。
本日はそんな展示会用にお勧めの『不織布で作る販促バッグ』についてご説明いたします。
レレカのお客様でも、展示会で使用するバッグに力を入れる企業が増えています。
過去に販促バッグをご依頼頂いたお客様も、年々仕様が豪華になっていくことが大変多いです。
出展する商品に比べて、単純にコストとして考えられることの多い販促バッグ。
それがいざ作ってみると想定していたよりも反響が良く、さらなる反響を見込んでアップグレードされるケースが多いのです。
展示会での販促バッグは、なぜそのように大きな効果が見込めるのでしょうか?
主に以下の3点が挙げられます。
まずはこれが一番に挙げられるでしょう。
包装とは、人で言うところの服と同じです。
皆様も大切な人と会う際や大事な場面ほど、丁寧に整えられた「いい服」を着ますよね?
それと同じようにきちんと包装された商品は、渡される相手に対して「この商品は大切な貴方に送る最高の品ですよ」という印象を与えます。
包装の印象は非常に強く、皆様が名前を聞いてピンとくるような商品のメーカーは、この事をよく理解しています。
バッグとパッケージという違いはありますが、分かりやすい例としてiPhoneのケースが挙げられます。
iPhoneのケースは白く高級感のあるパッケージで包装され、内部も凝った構成で「いかにも特別」という印象を受けます。
これは今ではあらゆるメーカーで標準的なことですが、iPhoneが初めて発表された頃にはまだまだ特異なことでした。
特別感をアップさせれる、iPhoneのイメージ戦略が、その後のAppleのブランド構築に貢献している側面も大きいでしょう。
それは販促用のバッグも同じことです。
凝ったデザイン、良い質感は企業イメージをグンと上げる要因になります。
ほぼ全ての展示会において、お持ち帰りいただくパンフレットや冊子、商品は何か包装されて持って帰っていただきます。
包装なしの状態では持ちにくいし、きれいに持ち運ぶことが出来ないですから当然ですよね。
裏を返せば、ブース以外で参加者が目にするのは商品自体ではなく商品を持ち運ぶためのバッグなのです。
会場が広ければ広いほど、参加者が多ければ多いほどバッグの効果が見込めます。
冒頭でお話したように、年々販促バッグをアップグレードしていき、自社のバッグを見栄えを良くしようと尽力されている企業様が沢山いるのも、会場でのバッグの重要性に皆様気づくからです。
では、どうすれば印象に残る販促バッグを作れるのでしょうか?
もちろん他の企業の皆様が配っているものよりも、上質さであったりお洒落であったり、珍しかったりといった要素は必要です。
一方、あまりにコストが掛かってしまっては、そもそも制作自体に決済が下りない可能性があります。
コストは抑えつつ、いかに印象に残るバッグを作れるかということが重要です。
お勧めのバッグ仕様については、「展示会利用におすすめの仕様は?」の章で詳しくお話いたします。
販促物というカテゴリーで見た際に、バッグというのは他にはないメリットがあります。
それは、持ち帰ってからも使えるという点です。
販促物の最大の目的は広告、企業の認知を広めることにありますが、そういった意味でも目に触れる頻度が高いほど効果的です。
会場での効果も重要ですが、もっと広く一般に認知を広げることができればなお良いですよね。
とはいえ全てのバッグがリユース(再利用)の対象になるかというと、もちろんそうではありません。
ポリ袋は強度の問題から、リユース率がよくありません。
紙袋は比較的リユースも見込めますが、小さく折り畳んだりしにくい事と劣化が早いことがあり、リユースされたとしても1〜2度という場合が殆どです。
その点、今回取り上げる不織布を始めとする布製バッグは高いリユース率が見込めるため、展示会後の広告効果を重視するのであれば、第一の選択肢と言えます。
上記3点を、それぞれでどの程度効果を得たいのかを想定しておくと予算配分や製作ディレクションの際に、よりニーズに沿った販促が作れるでしょう。
ここまでは「展示会における販促バッグ作成の効果」についてお話してきました。
さて、ここからが今回の本題です。
要はその展示会用バッグで「不織布」を用いることによるメリットは何なのか?という部分をお話します。
大きく分けると以下の3点が不織布を選択する大きなメリットです。
不織布と聞くと「織っていない分、強度はあまりないのでは?」という印象をお持ちの方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
もちろん、必要以上に薄い生地などで作ってしまうとすぐに破けることはあり得ますが、内容物の重量や形状にフィットした仕様で製作すれば、むしろ長持ちする様な素材なのです。
良い例として、レンタルビデオ店でよく不織布がお持ち帰り用バッグとして利用されています。
こういった場合生地はあまり厚くありませんが、内容物の重量も知れているため、何度も繰り返し使えていますよね。
このように、不織布はイメージするよりもかなり丈夫な性質のため、配布当日はもちろん持ち帰ってからも使える丈夫なバッグを作ることができます。
参考に、レレカスタッフが不織布の耐久性を調査した記事がありますので、気になる方はこちらを御覧ください!
これは先の「持ち帰ってもらってからの広告効果」で述べたように、布系バッグの特権ですね。
上で述べた丈夫さも何度も使える理由の一つではありますが、なによりも「安っぽくない」ことが最も大きな理由です。
お洒落なデザインであれば特に、普段使いのバッグとしてもご利用いただける可能性は高いでしょう。
バッグを再利用してもらえれば、会場に来ていない人にまで認知を広げることができ、思わぬご注文に繋がったりブランドイメージが向上したりという効果が期待できます。
ポリ袋や紙袋を使っていた場合には、宣伝効果を得るため別のプロモーション戦略を施策しないといけませんが、布製バッグを用いることでその分の広告費を削減しているという風にも捉えられます。
レレカで年々豪華な仕様にされているお客様は、その辺りを考慮して予算配分にされている場合も多く見受けられます。
加えてお客様の層を予想し、そのニーズに合うような仕様でバッグを用意できれば、より波及効果を高めることも可能です。
ご担当の皆様にとってはこれが一番大きなメリットではないでしょうか?
同じ布製バッグでも、コットンやデニム、リネン等でバッグを作った場合は単価がぐっと上がり、一枚単価を100円以内に収めるにはかなりのロット数が必要となります。
それに比べて不織布は、仕様を適切に選べば紙袋よりも価格が抑えられる場合もあり、コストパフォーマンスに優れています。
それでいてスーツのカバー(キャリングケース)などにもよく使われるように、布地としての印象はしっかりしていますので、手に持った人が「安物」という印象を抱くことは少ないでしょう。
もし不織布の質感をみたいという方は、サンプルをご請求いただければお送りすることも可能です。
レレカスタッフまでお気軽にお問い合わせください。
また紙袋やポリ袋は、ある程度まとまったロットでご注文頂かないと単価が跳ね上がってしまいます。
不織布であれば、既製品への名入れという手段で製作すれば100枚くらいからでも比較的料金を抑えることができます。
予算が決まっている、でもしっかりしたものをつくりたい!という場合は不織布が非常にお勧めです。
ここまでで不織布バッグが展示会で活躍する理由が、おわかり頂けたかと思います。
では実際に販促バッグを作るなら、どのような仕様で作るのがいいかという例をいくつか挙げてみます。
大きめの四角い形状のバッグです。
この仕様の最大の目的は「他の企業の資料・バッグをまとめて入れることできるバッグ」の大きさを確保して、参加者の目に入る機会を増やすことです。
商品名 | ベーシック不織布トートバッグ75 中横 |
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形状 | 角底バッグ |
サイズ | 幅450×高320×マチ120mm |
またこの大きさを検討される場合、そのまま自社の資料を入れるとバラバラになってしまうので、資料をまとめる用にポリ袋やクリアファイルなども用意しておくと、配布の際に役立ちます。
リユース面で見てもこの大きさのバッグは自前で持っていない方も多いですし、たっぷり入る不織布バッグなので、意外と使い道も多いです。
徹底的に販促効果を高めるなら、非常にお勧めの仕様です。
書類や冊子などの薄いものや、小さいものを入れる用途でご利用される場合は、このようなマチのないシンプルな平袋が大変お勧めです。
基本的にバッグはマチがつくと制作費が上がりやすいため、書類など中身に厚みが無い場合はマチ無しにすると良いでしょう。
商品名 | 持ち手付き不織布バッグA4 75G |
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形状 | 平袋(マチなし) |
サイズ | 幅270×高350mm |
また、このバッグはA4用紙を一回り大きくした程度ですので、A4書類が折らずに収納可能です。
ハンドルはシンプルな持ち手付きが無難ですが、よりコストを重視される場合は、本体に持ち手穴を開ける「小判抜き」にすることもできます。
販促バッグの製作費用を抑えたいお客様は、ぜひ平袋の不織布バッグをご検討ください。
内容物に厚みがある場合や、沢山の物を入れる場合には、マチが付いたタイプにするのがお勧めです。
マチ付きのタイプは他の形状にもありますが、特に底にマチのある船底タイプが一番荷物を入れやすく、大きめのサイズにしておけば内容量は十分に確保できるはずです。
商品名 | カジュアル不織布トートバッグ 中横 |
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形状 | 船底バッグ |
サイズ | 幅450(開口部:570)×高315×マチ120mm |
また、一般的なトートバッグのイメージに一番近い形状のため、リユースの際に最も使い勝手がよい形状でもあります。
いかがでしょうか?
紙袋やポリ袋にくらべると手に取る機会の少ない不織布バッグですが、ならではの良さがしっかりあります。
次回の展示会では、販促バッグとして一度ご検討されてはいかがでしょうか?