みなさん、オリジナルの袋を作ろうかと考えたことはありませんか?
たとえば、お店の商品を入れるための袋や、企業の説明会などで配布する袋、セールの時にあったらいいな……なんて袋。
オリジナルといえば、「オリジナルサイズ」「オリジナルカラー」
そして一番のポイントは、
「オリジナルデザイン」
ですよね!
無地の袋もあると便利なものですが、お店や会社で個性を出すには、やはりオリジナルデザインが強いです!
ワンポイントでも、小さなロゴでも、大きなイラストでも、パっとみて目を引くのはデザインの入った袋。
私も街中を歩いている時に、可愛かったり個性的なデザインの袋を見かけると、無意識に二度見したり、「どこのお店の袋だろう?」とじっと眺めてしまいます……笑
袋はただ物を入れるだけのものではなく、ブランドでしたらブランドイメージを華やかにPRしたり、会社だと企業イメージをアピールできる、大きな大きなチャンスでもあるのです!!
「作りたい袋のイメージは頭にある……でも、ここからどうしよう?」
レレカにはそういった方にもぜひ読んでいただきたい、【印刷&入稿テクニカルガイド】というページがあります。
「データ作成の基本」や「印刷の基礎知識」など、とても役立つ記事がぎゅっとつまっているお役立ちページです♪
さて、このコラムを読んでいて「そもそも、パソコンでデザインを作る環境がない!!」と引っかかってしまった方、いらっしゃいませんか?
こういうことって、結構あると思うんですよね。
私もデザインや印刷の専門用語にあまり詳しくないので、いざ依頼する側になった際に分からないことだらけだと思うのです……。
最近はデジタル化が進んでいるとはいえ、袋を作りたい誰しもがソフトを使いこなしてデザインできるとは限りません。
そこで!
紙にペンで描いた手書きのデザインでも、オリジナルデザインの袋が作れるのかどうか、レレカのデータ担当者協力のもと、実際にチャレンジしてみました!
実際にオリジナルデザインのバッグを作ろうと考えている方も、そうでもない方も、ぜひ参考にしてみてください!
レレカでは紙袋・ポリ袋・不織布・ポーチなど、様々な商品を扱っています。
今回は、「オリジナルデザインの不織布を作ろう!」という名目で挑もうと思います!
ということでさっそく、オリジナルデザインを描いていきましょう。
「モチーフにできそうなものや格好いい英語、何かないかなぁ……」と、考えをめぐらせた結果のデザインがこちらです!
シャツの中にシャツという文字、なんとも言いがたいデザインです。
・・・人には得意不得意がありますね!^-^
私はシャツという文字が入ったシャツのイラストを印刷した不織布バッグを作りたいので、イラストの出来栄えはどうであれ、準備は整いました!
このちょっと謎のデザインでレレカのデータ担当者にデータ確認の依頼をしてみましょう。
こんにちは。
さっそくですが、添付したデザインの不織布バッグを制作したいです。
ご確認よろしくお願いいたします。
単刀直入に、簡潔にお願いしてみました。
果たしてこのデータは使えるのでしょうか……
※注文前のデータの確認は、実際は営業担当を通してデータ担当に確認することになります。
データを確認させていただいたところ、印刷への使用が難しいデータでした。
恐れ入りますが、手書きイラストをスキャンやスマートフォンで撮影されたものについては、そのまま使用できることが少ないです。
今回いただいたデータは、弊社で修正作業を行うことで印刷用データに変換することが可能です。
修正には修正費2000円、追加納期+3営業日をいただくことになりますが、いかがでしょうか?
なんと!
印刷への使用が難しいデータなようです!
今回は別途修正費・データ確認費というものがかかってくるみたいです。
提出するデザインによって異なりますので、かかる費用や納期についてはお問い合わせくださいね。
さて、ここで初心者の私は、
「できるだけ明るく、写りが平行になるように撮影したのに、いったいなぜ……?」
と疑問に思ったので聞いてみました。
そうですか……
でしたらデータの作成をお願いしたいのですが、
どうしてこの写真データでは作成できないのでしょうか?
今回のデータを拝見しましたが、解像度が低く、印刷に適さないデータでした。
解像度が低いと印刷がきれいに仕上がりません。
解像度は一般的に低くすることはできても、高くすることは難しいので、Illustratorを使用して印刷できるデータに変換いたします。
なるほど……!
スマートフォンで撮影したデータは解像度が低くなるようです。
ちなみに解像度とは、
分かりやすく言うと、スマートフォンで画像を検索している時に、たま~に、ものすごく粗い画像が出てきた経験はありませんか?それが解像度の低い画像です!
もっと分かりやすいのがコチラの写真です。
拡大して比較してみると、右側の解像度72dpiの画像はとても粗いですよね。
これが「解像度が低い」といわれるデータなのです。
スマートフォンやパソコンで見るには問題がなかったとしても、袋に印刷するとなるとある程度は解像度が高くないといけません。
今回の場合は、350dpi以上の解像度が必要でした。
また、レレカで取り扱っている商材は商品によって印刷の種類が違うため、たとえば、
・ワンポイントポリ袋 → 1200dpi以上
・ワンポイント紙袋(エコクラフト) → 600dpi以上
というふうに、印刷の種類によって必要な解像度は異なります。(2019年2月時点)
そのため、画像の解像度が350dpiあっても不備になってしまう場合があるので、お気を付けください。
必ず商品と印刷方法にあった解像度にしましょう!
さて、やはりPhotoshopやIllustratorを使用できないとデータの修正が難しいようです。
私と同じようにアナログでデータを作る方は、印刷に適したデータにしてもらうために修正の依頼をしましょう♪
さっそくIllustratorで作成してもらったデータを受け取りました!
単体では分かりづらいので、私が送ったデータと比較してみましょう!
これはすごい!
アナログ感を残してくれつつ、鮮明なデータになっています!
一歩一歩、オリジナルデザインの袋に近づいてきていますよ……!
他にも、こういった注意点もいただきました。
元画像の線のかすれ部分はこのようになります。
ご了承ください。
細かな注意点も教えてもらえるとありがたいですよね。
提出した手書きデータは確かにかすれがあります。
今回はアナログで描いた感じを出すために、かすれの部分を残しておきたかったので、ちょうど良い感じに仕上がっています!
ありがとうございます!とてもいい感じです!
これを不織布にしてほしいです!
かしこまりました。
では、デザインの大きさと配置場所をご指示ください。
なるほど……。
デザインの配置はおおまかに「真ん中!」と思っていましたが、具体的な配置の指示が必要になってくるのですね。
言われてみれば「適当にしてください!」と丸投げしても、いいものは仕上がりませんし、データ担当の方も配置に困ってしまいます……。
ということで、配置のお願いをしました。
できるだけ大きいサイズで、
袋の中央にデザインをレイアウトしてください!
こちらが初心者なばかりに、「もしかして普段より多く細かいやり取りをさせてしまってるかな?」と気になりましたが、親切に教えてもらえてホっとしました^-^
そんなこんなで紆余曲折ありつつも、完成に近づいてきました!
データ担当者に作成していただいたデータで、不織布のデザインが仕上がりました!
この画像が
こんな風になります!!!
不織布バッグの完成です!!!
まさかあんな手書きのデータが、ちゃんと不織布バッグになるなんて……!
データ担当者の方のおかげです!
データに関しては初心者の私は、非常にお世話になったなぁと感謝感謝です……。
Illustratorをお持ちだったり、使える方が身近にいらっしゃる場合は、こちらの記事も参考にしてみてください!
簡単!Illustratorにトレースしたデータを送信できるアプリ「Adobe Capture CC」の使い方~紙に描いた手描きのイラストをトートバッグのデータに~
レレカでは形状から生地色から印刷色まで、様々な仕様で不織布を製作することができます。
もちろん、用途に応じてオリジナルサイズで制作していただくことも可能です!
今回は短納期・小ロットにも対応可能で特に人気のある、「ワンポイント不織布」を制作していただきました。(これは事前にお願いしていました!)
ネイビー生地に、印刷色は白色を選びましたが、ワンポイント不織布バッグは他にもホワイト生地・ブラック生地があります。