同人誌やグッズを展示・販売するイベントを、「同人誌即売会」または「同人イベント」と呼びます。
アニメや漫画・ゲームのキャラクターの恰好をするコスプレイヤーがいたり、企業がブースを出展していたりと、様々な催しがあるようです。
同人イベントで同人誌やグッズを入れる袋には、「紙袋」「ポリ袋」「布のバッグ」など種類があるかと思います。
今回はそのなかでも、レレカお勧めの「不織布バッグ」について詳しくご紹介していきます。
同人イベント用の袋制作として最も多いのは、紙袋のご依頼です。
イラストがキレイに印刷でき、デザインの自由度が高いのが人気の理由です。
紙袋のほかにも、「不織布バッグ」のご依頼がここ最近で増えています。
同人イベントのときに使用する袋の制作として、紙袋ではなく不織布バッグを選ぶ最大のポイントは、「何度も使用できるところ」です!
「紙袋やポリ袋よりもしっかりしていて、再利用してもらえるバッグを制作したい」
「ただ価格はできるだけ抑えたい」
そんなお客様に、不織布バッグは大変お勧めです!
レレカでの不織布バッグの製作には2種類の方法がございます。
まず1つは、既製品に名入れを行う方法です。
こちらはすでに製袋された不織布バッグに、お客さまの希望するデザインを印刷する商品です。
バッグの形状・サイズ・生地の色は、在庫している物からお選びいだけます。
既製品のため、小ロットの場合でも比較的お安く制作できるところがお勧めポイントです!
2つ目として、形状やサイズ・生地色などをお客さまにご指定いただき、完全フルオーダーで製作する方法です。
(※場合によっては、対応できない仕様もございます。予めご了承くださいませ。)
既製品のバッグでは対応できない形や、中身に合わせたぴったりサイズのバッグを製作できます。
完全オリジナルで1からの製作のため、少しお時間は頂くことになります。
こだわりの強いお客様、オリジナルサイズのバッグをご希望のお客様は、ぜひご検討くださいませ。
単に不織布バッグと言っても、どんな形のバッグかイメージしにくいですよね。
そこで、レレカでよくご依頼いただくバッグの形状とサイズをご紹介いたします!
角底タイプは、底面が四角の紙袋のような形になっています。ストンとした形状です。
本や漫画・冊子を入れるには、一番適した形状ですね。
角がある袋にはなりますが、紙袋と違いやわらかい不織布のバッグなので、持ち運びにも便利です。
角底タイプは私もよくご依頼を受けますが、「サイズを間違えたくない」とご相談をいただくことが多いです。
そんなお客様に、お勧めの2サイズをご紹介いたします。
高さ330×幅320×マチ110㎜
正面からみると、ほぼ正方形のサイズです。
「小サイズ」と言っても小さすぎないので、漫画を何冊も入れるのにピッタリですね。
高さ320×幅450×マチ120㎜
こちらはA4が入るバッグより、一回り大きいサイズのバッグです。
横向きで大きなサイズの冊子も入れやすく、イベント時には持ち運びも便利で、とても有り難いですね。
ハンドルの長さを少し長めにして、肩掛けにするのがお勧めです!
不織布は柔らかい素材なので、大きなサイズのバッグに冊子や漫画を沢山入れて持ち歩いても、肩へのダメージは少ないですね。
船底タイプは、袋の底部が船のような形になっているのが特徴です。
開口部は底部に比べて大きく、大きなグッズも入れやすい形状です。
お弁当を入れて持ち歩く用の、ランチバッグとしてもよく使用されています。
コロンとした形がかわいらしく、私用でも使いやすい人気のタイプです!
船底タイプも、お勧めの2サイズをご紹介いたします。
高さ330×(開口部350/底部260)×マチ90㎜
こちらは、A4サイズの冊子が縦に入るサイズです。
縦長のバッグはハンドルの長さが短いと、不安定で持ちにくい場合がありますので、肩掛けできるの長さの方が安心かもしれませんね。
ハンドルの長さを変更したい場合も、お気軽にご相談ください!(フルオーダーでの製作になります)
高さ240×(開口部410/底部320)×マチ90㎜
こちらは、A4サイズの冊子が横に入るサイズです。
ベーシックで使いやすいサイズのため、一番ご依頼をいただくサイズです!
縦向きのバッグか横向きのバッグか、作品やグッズのイメージに合わせて選んでも良いかもしれませんね。
こちらはマチがない形状の不織布バッグです。
価格も比較的安く抑えてご案内が可能な商品です。
薄いパンフレットを入れたり、小物を入れて使用するお客様には大変お勧めです。
既製品でも、B5サイズやA4サイズのご用意がございます。
ポリ袋を検討していたお客様が、手穴タイプ(小判抜き)の平袋不織布バッグに変更されることもございます。
見ていただいたように、レレカでは様々な形状の不織布バッグをご用意できます。
配布・販売する商品のサイズや、グッズのイメージに合わせて袋の形状やサイズをお選びください!
不織布バッグなど、布系バッグへの印刷として最もメジャーなのは「シルク印刷」です。
シルク印刷は曲面の素材にも印刷ができるため、布や缶への印刷方法として使われています。
もうひとつ、不織布バッグへの印刷方法としては「熱転写印刷」があります。
熱転写印刷では、不織布に直接印刷するのではなく、特殊なフィルムに印刷します。
そしてそのフィルムに熱を与えることで、不織布バッグにデザインを転写します。
シルク印刷は濃淡表現(グラデーション)や細かい線の表現ができないのに対し、
熱転写印刷では細かい線も比較的キレイに表現可能です。
デザインの再現度はかなり高くなります。
また熱転写印刷は、布本体への印刷工程が少ないため、色を多く使った印刷の場合でも、シルク印刷よりも制作が早いというメリットもあります。
キャラクターイラストなど細かいデザインを、4色フルカラーで印刷したいお客様には熱転写印刷が大変お勧めです!
不織布バッグは印刷範囲によって価格が上がってしまうので、ワンポイントでキャラクターを印刷しても可愛らしいですね。
こだわりつつも価格を抑えて制作したいお客様には、キャラクターカラーやイメージに合わせて、生地色と印刷色を決める方法もお勧めです!
例えば、イメージが黄色の場合は生地色をイエローにして、印刷色でその他の色を表現してみてもいいですね。
印刷の色数が減るので、価格を抑えて制作が可能です!
印刷の上での注意点として、ベタの印刷は塗料割れすることがあるので、できるだけ避けることを推奨します。
また濃い色の生地に印刷をする場合は、印刷の色が生地に沈み暗い色になってしまう恐れがありますので、
お気を付けください。
以上2種類の印刷方法を説明しましたが、不織布バッグの製作が初めての方には難しい内容だったかもしれません。
ご不明な点や心配事などありましたら、ご希望のイメージやデザインと合わせて、レレカスタッフまでお気軽にご相談ください!
不織布バッグの厚みには、40g/㎡・75g/㎡・80g/㎡・100g/㎡など幅がありますが、実際にどれくらいの厚みなのか分かりにくいですよね。
それぞれの厚みの使用用途とイメージをご紹介いたします!
かなり薄いです。
バッグの中に手を入れてみると、手が透けて見えます。
強度は低いですが、小物やパンフレットを入れるには手軽で使い易いですね。
またピンク系やグリーン系などの色の薄い生地なら、可愛らしい印象になるのでお勧めです。
一般的によく出る厚みです。
中の物が透けるといったことはなく、冊子を数冊入れたりしても安心です。
1.5㎏の物を入れて持ち歩いても、持ち手部分がちぎれるなどのアクシデントはありませんでした!
75g/㎡や80g/㎡よりもしっかりした厚みです。
強度が気になる方や、安心して持ち歩きたい方は、一度100g/㎡程を検討していただければと思います。
ぶ厚めのカタログを何冊も入れる場合なども、厚みに注意したほうがいいですね。
(※強度は製袋方法や中に入れる物によって変わります。)
厚みはかなり伝わりにくいかと思いますので、ご希望があれば生地のサンプルをお送りいたします。
お問い合わせの際にお気軽にご相談ください。
ここまで様々な不織布バッグの特徴について、ご紹介させていただきました。
不織布バッグの形や厚み・生地色は、販売する漫画や冊子・商品のイメージに合わせて、ご検討いただくことをお勧めします。
こだわって作った不織布バッグは、商品の購入後もランチバッグや旅行のサブバッグとして使われます。
何度も再利用できて便利な不織布バッグは、実際にご注文いただいたお客様から、
「貰った人も喜んでくれて、気に入っているのでもう一度作りたい!」との声をいただく程、満足度の高い商品です。
ぜひ、同人イベント用のバッグとしてご検討ください。