*リサイクルマークは、主に「識別表示」、その他「リサイクル識別表示マーク」や「識別マーク」などと呼ばれるものです。
不織布の容器包装類は、紙(紙製品)ではないので、紙マークは必要ありません。
※紙袋には紙マークが必要です。
不織布の容器包装類には、プラマークは必要ありません。
※ポリ袋にはプラマークが必要です。
※経済産業省の公式サイト内にも、以下のように書かれています。
さて、少しだけ詳しく見てみましょう!
不織布の原料を見てみると……
などが含まれています。(物によって多少の差があります。)
こういった原材料の化学物質などに詳しくなくても、なんだか、「ポリ~」と書いているだけで、プラマークが必要そうな気がしてきます…。
では、なんでプラマークはいらないの?
そんな疑問もあるかもしれませんが、大丈夫です。
不織布は「容器包装リサイクル法」での「プラスチック」に当てはまらないからです。
不織布にはプラマークはいらないということで、
経済産業省の公式サイトにも、はっきりと記されています。
A.不織布でできた容器包装については、プラスチック製容器包装には該当しないので、プラマークを表示する必要はありません。
また、これについての詳しい理由も書かれています。
抜粋して、少し簡単に言い換えると、以下のようなことが書かれています。
ポリマーを含んでいて、どろどろした状態で加工したり形づくる材料。
(注)加工時に大きな延伸力を与えて作る繊維(不織布)はこの定義から外れるので(プラマークが必要なものの)対象外。
(※意訳のため、詳しくは原文をご覧ください。)
つまり、「リサイクル法で定義されたプラスチックではない。」そうです。
プラスチックに分類されない容器包装のため、プラマークは不要なのです!
公益財団法人 日本容器包装リサイクル協会の見解でも同様です。
不織布は容器包装リサイクル法において、対象外です。
つまり、紙マークやプラマークは不要とのことです。
かなり詳しく書いているので、こちらも少し簡単に意訳してみます!
JIS(日本工業規格)の定義でも「不織布」は、繊維をほぐしてシート状にしたものなので、「繊維」と見なされる。
そういう訳で、「プラスチック」ではない。
(※こちらも意訳です。)
要するに、繊維という区分であって、プラスチックという区分ではないから、容器包装の定義上、不織布はプラスチックではないそうです。
プラマークや紙マークが必要な製品について、本当に必要かどうか知るためには、経済産業省の公式サイトにある「識別表示チェックシート」で調べることもできます!
…しかし、このチェックシートの使用には少し慣れが必要のようです。
YES/NOチャートのようになっているので、簡単に確認することができると良いのですが、項目の内容に肝心の主語がなかったり補足が少ないので……慣れていないと(既に何かで見聞きした上で判断基準を知っていないと)どうやら判断が難しそうです。
とは言え、リサイクルマークが必要なものかどうかの判断基準の全体像を知ることには向いているかもしれません!
(出典:識別表示チェックシート/経済産業省)
よく見る紙マークやプラマークなどが、識別表示、通称「リサイクルマーク」の一種です。
その他、「スチール缶」、「アルミ缶」、「飲料用ペットボトル」や各種電池などにも、それぞれに対応したマークがついていますね!
そもそも、これが何のために存在するのかを簡単に言うと、
「マークを見たら消費者はゴミの分別が簡単!」だからです。
ゴミを分別して捨てる為には、リサイクルマークを見れば良いのです。
何ゴミか分かりにくいゴミでも、基本的にはマークさえ見つけられれば良いので、飛躍的に判断が簡単になります。
逆に、何のゴミかを明確に表示することは、製造、加工、販売事業者の義務です!
ほとんどの場合、紙袋には紙マーク、ポリ袋にはプラマークが必要になります!
商品群 | 紙袋 | ポリ袋 | 不織布バッグ | トートバッグ |
---|---|---|---|---|
区分 | 紙 | プラスチック | 繊維 | 繊維 |
必要なリサイクルマーク | 紙マーク |
プラマーク |
不要 | 不要 |
※オリジナルバッグ製作“RERECA”の場合
※ご注文内容の詳細によって異なる場合があります。
※紙袋から「紙マーク」を外すことは出来ません。
※ポリ袋から「プラマーク」を外すことは出来ません。
※多重容器包装(包装全体の内、不織布以外のものを含んだ包装)の場合は、プラマークや紙マークなどが必要になる場合があります。